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伊東建一 御所人形の世界展

このたび浜美枝様のご厚意により、箱根やまぼうしにて展覧会をさせていただくことになりました。大変ありがたいことと感謝しております。

伊東家の長男に生まれた私は、周りの環境がそうさせたのでしょうか、何の迷いも無くこの道に入りました。しかし初代以来、変わらず続けてきた我が家の制作法は、想像以上に手間と時間を要するものでした。高校に入った頃から手伝いを始め、約二十五年、最近ようやく自分の作品を作り出せるようになりました。御所人形の魅力は品格もさることながら、その存在感にあると思います。小さくても存在感を持つ人形、理想とする作品を生み出せるよう、いっそう精進したいと思っています。

今回は御所人形の原点ともいえる子供の遊ぶ姿にこだわり、自分なりの創意工夫を加えてみました。求める境地にはほど遠く、お恥ずかしい限りですが、ご高覧いただきご批評賜れば幸いです。紅葉美しい箱根にぜひお越しください。

御所人形師 伊東建一

御所人形にはじめて出逢ったときの感動は忘れられません。
「十二世 伊東久重 御所人形展- 慈しみのこころ- 」でした。

透き通るような白い肌に真っ黒な髪。そのふくよかな姿の愛らしさ。「円」とついた題名どうり、優しさに満ちた姿にひと目で魅了させられました。完成までに一年近くの年月がかかること、すべての工程にわたり、自らの手で創りあげること・・・などお話を伺うとその伝統の奥深さを感じます。

お正月の我が家でその御所人形は赤い着物をきて優しく佇んでいます。私の大切な大切なお人形。その伝統工芸の御所人形がご子息の長男・建一さんにしっかり受け継がれています。「父の姿見てこの世界へ」とおっしゃる建一さんの作品には、江戸時代に天皇をはじめ高貴な方に愛された人形のもつ品格と技がしっかりと継承されていて思わず抱きしめたい衝動にかられます。

こうして伝統は新しい時代へと手渡されていくのですね。この度は「箱根やまぼうし」で「伊東建一 御所人形の世界」展を開催させていただけることになりました。また、十二世 伊東久重氏の作品も展観いたします。ひ生活空間の中で御所人形に出逢ってください。お待ち申し上げております。

                       浜 美枝

SUZANIとは

SUZANIとは

伊東家は江戸時代初期より「桝屋庄五郎」の屋号を継承し薬種商を営む家筋でしたが、享保年間(1716 ~ 1745)、人形作りの才に秀でた当時の当主が人形師として身を立て「御人形細工師 初代 桝屋庄五郎」を名乗りました。

その後、明和四年(1767) に、三代庄五郎が「後桜町天皇」より宮廷出入りの御所人形師として「有職御人形司 伊東久重」の名を賜り、これより今日まで当主は代々「久重」を名乗る習いとなっています。

御所人形は観賞用の人形として江戸時代中期に大成されました。
その最大の特徴は三頭身であることと、透き通るような白い肌にあります。
江戸時代に京都の御所から宮廷や公家、門跡寺院、大名家などに
贈られたことから御所人形の名称で呼ばれています。

伊東建一作 立雛

伊東建一作 木彫御所人形 上を向いて

suzaniのバッグを多数出展

制作工程1 木彫り制作工程1 木彫り

制作工程2 上彫り制作工程2 上彫り

制作工程3 紙貼り制作工程3 紙貼り

制作工程4 胡粉塗り制作工程4 胡粉塗り

制作工程5 磨き制作工程5 磨き

制作工程6 上塗り制作工程6 上塗り

制作工程7 制作工程7 

制作工程8 仕上げ制作工程8 仕上げ

伊東 建一 Kenichi Ito

昭和46年 (1971)
有職御人形司 伊東家の長男として京都に生まれる 大学卒業後、父 十二世 久重のもと本格的に御所人形師の道に入る
平成17年 (2005)
銀座和光にて最初の作品を発表
平成20年 (2008)
京都高島屋美術画廊にて開催の「十二世 伊東久重」展に参考出品
平成21年 (2009)
佐川美術館にて開催 「宮廷の雅 十二世 伊東久重 御所人形の世界」展に特別出品
平成22年 (2010)
銀座和光にて初個展「伊東建一御所人形」展を開催
平成23年 (2011)
北村美術館四君子苑にて開催の「十二世 伊東久重」展に特別出品
平成23年 (2011)
銀座和光にて開催の「十二世 伊東久重」展に特別出品
平成24年 (2012)
北村美術館四君子苑にて開催の「十二世 伊東久重」展に特別出品
公式HP


十二世 伊東 久重 Hisashige Ito

昭和19年 (1944)
有職御人形司 伊東家の長男として京都に生まれる
昭和53年 (1978)
十二世 伊東久重を継承
昭和60年 (1985)
科学万博 日本歴史館にて「伊東久重 御所人形」展
平成12年 (2000)
美術館「えき」KYOTO にて「十二世 伊東久重の世界」展
平成16年 (2004)
ウイーンにて「日本の雅 十二世 伊東久重」展
平成21年 (2009)
佐川美術館にて「十二世 伊東久重 御所人形の世界」展
平成22年 (2010)
北村美術館にて「十二世 伊東久重」展 (同23 年)
主な作品収蔵先
皇居 東宮御所 秋篠宮家 常陸宮家 三笠宮家 高円宮家 京都御所 京都迎賓館